「やけど」には馬油が、効果絶大。
馬油は昔から民間薬としてさまざまな場面で使われてきました。
文献を読み解いていても、「やけど治療」に馬油が使われているシーンがたくさんあります。
馬油は人肌で簡単に溶け、浸透力が高いため、皮膚の奥まで入り込んでいきます。
その際、油膜を張り細菌の侵入をシャットアウトします。
皮膚のなかの空気を遮断するのです。
強い「消炎作用」と「殺菌作用」を持っているんですね。
馬油をやけどに馬油を使う場合
①やけどをしたら、まず患部を十分に冷やして馬油を塗る
この作業だけは絶対に怠ってはいけません。
いくら馬油にやけど治癒効果があるとはいえ、冷やさないと症状はどんどん悪化します。
冷やす時間は、痛みがなくなるまでが目安です。
やけどの面接が広い場合は、流水で濡らしたタオルを患部に当てるなど工夫しましょう。
馬油を塗る量と塗り方
塗る量は、人差し指で掬える量で充分です。それから、肌に薄く塗ります。
このとき、あまり強く塗ることがないようにしてください。
やけど後の皮膚は、傷ついた状態なので、ちょっとした刺激により、
ただれてしまう可能性があります。患部が広いときは、ガーゼに染み込ませて、
包帯で巻くのが最もよい方法です。
もし治療の過程でガーゼが血ではがれなくなったら、無理にはがさないようにしてください。
馬油はガーゼの上から塗るようにします。
②馬油は塗っても「化膿」しない
やけどの事後症状としてよく見られるのが「化膿」です。
通常のやけど用軟膏であれば、治療の最中に化膿することがほとんどです。
しかし、馬油は塗っても化膿することはあまりありません。
おそらく人肌に近い成分を持っていることが要因と考えられます。
実際に馬油をやけどに使った人の話によると、入院治療でもあまりよくならなかったけども
2~3日塗り続けるとすっかり良くなった。という例もあるほどなのです。
治療に当たり、個人差はありますが、
正しい使い方をすれば効果があることは間違いありません。
できるだけ早めに馬油を塗ることです。早めに対処すればするほど高い効果を発揮します。
そして、結果がすぐに出なくても、根気よく使い続けてください。
効果があることは、多くの人が実感していることです。
やけども軽いものから重いものまで、実に症状はさまざまです。
重症化すると死に至ることもあります。
不安であれば、まずは医師に診せるのが先だと思います。
やけどは焦らずに対処することが大切です。