馬油の使用量
馬油は人間の皮脂に性質が似ているので肌馴染みがとてもよく、少量でスッと伸びます。
油ですが、嫌なべたつきがありません。馬油は皮膚の間の角質層にまで入りこみ、
肌の足りない皮質を補ってくれるからです。
馬油を塗ると、肌にうるおいが出て、きめが細かくなります。
馬油を塗る量
用途や目的によって馬油の使用量は変わってきます。
基本的に、「治したい箇所に少し多めに塗る」そんな気持ちでよいと思います。
全体に馴染む量にプラスアルファくらいの感覚です。
馬油を塗る量の違いは、単純に身体の大きさに対する面積です。
幼児だから使用量に限りがあるというわけではありません。
塗る場所の面積に応じて使用しましょう。
初めて馬油を使うときは!
最初のうちはどれくらい使用すればよいかわからないと思いますので、
慣れるまでは少量を徐々に重ねて塗ってみてください。
塗りすぎたかなと思ったら清潔なティッシュ等で拭き取るようにしてください。
馬油は身体のほとんどの部位に使用できるので、傷がないなら肌の保湿に
使用することできます。また、馬油は髪や頭皮にも使えますし、
炎症を伴った症状にも使うことが出来るので、万能オイルなのです。
馬油を容器から取り出した時に出しすぎたとしたら、もったいないかもしれませんが、
容器に戻すのは、やめるようにしてください。空気に触れたことに加えて、手には細菌が付着しており、容器に入っているまだきれいな馬油と混ざり、品質の低下につながります。
スキンケア時の使用量
スキンケアとして肌の保湿に使用する場合は
少量で充分です。浸透力が高いので、
あまりたっぷり塗る必要はありません。
スキンケアでの馬油の使用目安としては
米粒大くらいでしょうか。
浸透をよりよくするためには!
洗顔後、馬油をブースターオイル(導入剤)として、化粧水を塗る前に使用しましょう。
馬油が肌のコーティングをしてくれますが、乳液や美容液はつけることをお勧めします。
幾ら、馬油が保湿成分に優れているからとはいえ、
化粧水などの水分をお肌に補給することは大切です。
その後の乳液や美容液で補給した水分をお肌に閉じ込めることで、
健やかなお肌を保つことができます。
保湿ケアとして馬油を身体全体に使う場合、
人差し指にサッと取るくらいの量で全身に伸びます。
お風呂あがりの濡れた状態で塗ると、より一層伸びがよくなりますし、
身体についた水分を肌に閉じ込めることができるので、お勧めです。
膿んでしまった傷や火傷の場合
直接馬油を患部に塗るよりも
ガーゼ等に取って患部に当てるという、
間接的な塗り方をおすすめします。
患部に馬油を塗るときのポイント!
馬油はたっぷり使用してください。
むしろ、傷口に浸透させて早く治すことが大切です。
一般的な口内炎用の塗り薬より塗ったあとの違和感がなく、口の中もべたつきません。
馬油は食べられるものなので口の中に流れても問題ありません。
舌の火傷やしびれにも使用している例もあります。
馬油の使用中に注意が必要なこと
乾くまでの間に衣類などに着いてしまうことくらいです。
着いてしまっても、目立たないうえ洗えば落ちます。
家庭でケアができないようなデリケートな衣類を着ている時は使用しない方が無難でしょう。