馬油を食用に使う
馬油は民間薬として、
乾燥肌、シミの改善に効果・効能
があることを別の記事にてご紹介しています。
実は馬油は食用にも使われていることを
ご存知でしょうか。
身体によい働きをするのが不飽和脂肪酸。悪い働きをするのが飽和脂肪酸と言われています。
不飽和脂肪酸は主に魚類や植物油に多く含まれていて、
血中の中性脂肪やコレステロールの量を調節する働きがあります。
馬油には『不飽和脂肪酸』が豊富に含まれているんです。
そして、馬油は他の油と比べても浸透力があり、炒め物やケーキなどを焼く料理の場合、
少量を容器に塗っておくと、強火でも焦げ付きません。
馬油はごく小さな隙間にも浸透し、油膜を作るので素材も焦げ付かないうえ、
身体によい不飽和脂肪酸も摂取できます。
そして、馬油で調理した料理は「日持ちがする」と言われているのです。
食用馬油
北海道の日高地方は馬の産地として全国的に有名ですね。
中でも有名な「日高純馬油」は馬肉から脂肪分をろ過し、不純物を除去したものです。
ほかにも馬肉専門店などでも、食用馬油を扱っているお店もあるようです。
インターネットなどで検索して購入してみるのも面白いかもしれません。
食用の馬油であったとしても、薬用効果はありますので、使い道は豊富です。
もちろん、痔や乾燥肌、シミなどの改善に使うこともできます。
しかし、食用の馬油は天然成分なので、保管には一層注意する必要があります。
馬油は酸化しやすい(腐りやすい)からです。
市販の馬油には大抵、酸化防止剤としてビタミンEが入っているのですが、
天然成分である食用の馬油には入っていないのです。
馬油は腐ると特有の腐敗臭がするので、取り扱いには十分注意をしてください。