万能の馬油でも使わない方が良い場合
赤ちゃんからお年寄りなど幅広い年齢層に利用され、副作用の心配がないとされている馬油。
アトピー肌や敏感肌の人にも幅広く愛されていますが、馬油の使用を避けた良い場合もあります。
使用を避けた方がよい馬油の例
①乳幼児の口内にできるくぼみ。
いわゆる口内炎に分類されるものです。乳幼児でなければ粘膜の使用に問題はありません。
口内炎に塗るのは良いのですが、乳幼児はもともとデリケートな体質です。
口内(粘膜)への使用は、避けた方が無難でしょう。
②目への使用
避けた方がよいです。保湿などで目の周りに塗ることは問題ないのですが、
清潔に保てない場合は使用しない方が安全です。結膜炎など眼球の炎症時も、
治療に点眼剤を使用する際の妨げとなりますので使用を控えましょう。
③大量に出血した傷口
使用しないほうがよいと思います。軽いやけど等には効果がありますが、
ひどく出血する場合には馬油よりも適した薬があります、状況に応じて使い分けてください。包丁で指を少し切ってしまった、紙で擦って出血してしまった程度なら
馬油による止血作用も確認されています。
動物性の油なので、体質に合わない人がいないわけではありません。
肌に合わない場合は使用をすぐにやめましょう。
純度100%の馬油でない場合は、
馬油以外の成分が原因の可能性もあります。
肌に合わない原因をしっかりと確認すべきです。
すぐに使用を諦めるのではなく、その後に純度100%の馬油を試してみてから考えることをおすすめします。
ニキビケアにも使用されており、10代のホルモンバランスの崩れによる
思春期ニキビにももちろん効果があるのですが、肌に合わない人はむしろ
ニキビが悪化してしまうケースもあります。使用する際はまずは少量で試してみましょう。
何にでも言えることですが物事はほどほどが大切です。塗りすぎには注意をしましょう。
また、体調によって肌の調子も変化します。
使用量をその日の体調に合わせて調整していくことも、
馬油と長く付き合う秘訣かもしれません。