40歳前後から発症する肩の痛み。
四十肩や五十肩と呼ばれている、
肩の関節辺りの筋肉が炎症を起こして
痛みを生じる病気です。
四十肩と五十肩に厳密な違いはなく、発症する年齢によって呼び方が違うだけです。
ここでは五十肩とまとめて表記します。
五十肩は程度に差はあるものの、多くの人が発症します。
片側の肩が突然痛み、動かすことが困難になりますが、自然に数か月から数年で治り、
経過と共に症状が変化する特性があります。
発症からの6週から9か月を急性期、4~6か月を拘縮期、6か月から2年を
回復期と呼びます。それぞれの時期に合った治療が必要とされています。
最も馬油の効果があるのが急性期に塗ることです。
発症したら早いうちに使用することで症状を和らげることができます。
馬油の塗り方
まず、肩を温めましょう。フェイスタオルを濡らして絞り、
電子レンジで温めるのがよいです。そうすれば、簡単に蒸しタオルが作れます。
もしくは、お風呂やシャワーを使用して肩全体の温度を上げ、馬油を塗ります。
馬油を塗るのに効果があるツボ
場所は二箇所で一つは肩甲骨のあたり、
もう一つは一つ目のツボと近い場所、腕を上げた際にできる肩と腕の接する箇所のくぼみ
です。この二箇所に馬油をゆっくり刺激するように塗ります。馬油は伸びが良く、
指にほんの少し取るだけでかまいません。
肌が湿った状態だとより馬油が浸透しやすいので、
お風呂上りがおすすめです。
温めることで血行が良くなった肩に、さらに馬油を塗ることで新陳代謝があがって、痛みが和らぎます。
塗り始めた時期や個人差がありますが、
一週間以内で日常を無理なく過ごすことができるまで治った例もあります。
馬油を使ったマッサージによって血行促進があるだけでなく、肌の保湿にもなりますので、なかなか効果が現れなくてもマッサージを続けてみましょう。
病院で五十肩と診断されても自然と治るものなので、軽くあしらわれる傾向があるようです。
しかし、痛みが長く続くこともあるでしょう。
そんな方は馬油をぜひ試していただきたいと思います。
馬油さえ手元にあれば気軽に始めることができます。それに病院で処方されるものは、
身体に負担がかかるものもあるでしょうが、馬油だと無添加なのも利点の一つでは
ないでしょうか。