日焼けは時期を選ばない
馬油は日焼けにも効きます。
日焼けは夏だけのものと思われがちですが、
実は1年中日焼けをする可能性があります。
秋は、夏に受けた肌ダメージを
そのままにしておくと、肌が乾燥して
角質が厚くなってしまいます。
冬は紫外線の弱い季節ではありますが、紫外線は降り注いでいますし、
乾燥した肌で紫外線を浴びてしまうと肌のダメージは深刻です。
実は最も日焼けしやすいのが春先の3月~4月頃。
一般的に「皮膚の抵抗力が弱る」と言われているこの時期には、
家にいてもガラスを通過してしまう紫外線が降り注いでいます。
ですから、日焼けケアは夏だけでなく、年中行ったほうがよいでしょう。
特に肌トラブルを日常的に抱えている人は注意してください。
しかし、日焼け止めクリームやスプレーを年中持ち歩くのは難しいかもしれません。
カバンのなかに忍ばせておいても荷物になりますよね。日焼け止めクリームやスプレーは
日焼け予防にしか一般的には使えないため、いつも持ち歩くには向いていません。
注意してほしいのは、馬油には紫外線を防ぐ機能はなく、あくまで「日焼けになった後」
に使うものだということです。
日焼けクリームの代わりに馬油を塗っても小麦色の肌にはなりません。
日焼けをしたくないということなら、日焼け止めクリームなどを塗り、
対策をまずしておくことが必要になります。
馬油は、日焼けケアのほか、ニキビやシミなどにも効果を発揮します。
お肌ケアの万能薬と言えるでしょう。用途が広いため、重宝します。
日焼けのアフターケアに馬油
海水浴などで日焼けして、皮膚に痛みがある
場合などは、塗布した後、包帯などで
空気に触れないようにしてあげたほうが
よいでしょう。
混ぜる目安は、70ミリリットル入りの馬油にあらかじめ漢方軟膏をスプーン一杯ほど入れ、よくかき混ぜておくだけでよいです。
馬油の塗り方
軟膏やクリームと同様です。指先にクリームをのばす感じで馬油をつけて、
皮膚を刺激しないように塗り込んでください。
日焼けは一種のやけど状態。ひどい状態になると水ぶくれができてしまったり、
腫れてしまったりと炎症反応が出てきて、痛みを感じてしまうケースもあります。馬油は
、もともとやけどの特効薬として使われていたため、日焼けにも効果を発揮するのです。
日焼け後の肌は、水分を失っている状態でもあるので、馬油を塗れば、
お肌に水分を補給することも可能ですし、馬油の酸化防止のために含まれて要るビタミンEは肌を保護するバリア効果や美肌効果があるといわれています。
もし初めて馬油を使うのであれば、
まずはパッチテストを行ってください。
自分の肌に合っているか確認が必要です。
なぜなら馬油は、人肌に近く浸透力が非常に高いため、すぐに肌に染み込んでいくからです。その浸透性ゆえ、敏感肌やアトピーの方の場合、
肌トラブルが起きてしまうこともあり得るので注意してください。